四百年の歴史を持つ吉川八坂祭り。独特の吉川甚句の節に合わせ神輿を担ぎます。
俗称を天王様と言い、商売繁盛、五穀豊穣、悪疫退散を祈念し、平沼の氏子が奉仕する吉川八坂神社の祭儀です。
昔、祭禮は七月九日の早朝から十五日まで実施されていました。
その後、十三日から十五日までとなり、近年では十五日直近の土日に執り行われています。
二日目(日曜)の夕刻には平沼地区十町から九基の神輿が集まり、暴れ神輿の競演がイチョウ通りにて行われます。
この暴れ神輿の競演は、高張り提灯に先導された各町の神輿が、約五百米の区間に九基も繰り出され、
競い合って祭る(投げ揚げる)ものでまさに圧巻の一言です。